森と水との鎌田です。
今回の案件で私自身161件目の生活環境影響調査となりました。
これもひとえに応援して頂いている皆様のおかげです。改めて御礼申し上げます。
ありがとうございます。
生活環境影響調査は許可申請の1つにすぎません。そのため、役所の審査を通過すればそれで良い、と思われる方々もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それでは何のための環境調査か実に意味不明なものとなります。
事業者のみなさんにも環境調査、環境アセスメントにはこういう意味がありますよ、騒音や振動はこういったところから発生して敷地境界に伝搬していくんですよ、こうすればそれらの低減が図れますよ等々、事業者のみなさんに改めて気が付いてもらう良いチャンスだと考えています。
結果的に、事業者さんも環境に対する意識が高まり、審査も通過すれば、良いに決まっています。
ただ、私がこれまで経験した中で困ったことは、役所の審査や指摘がその自治体により、様々なことが多く、ほとんどの場合は私の段階で対応できますが、施設周辺に人家がほとんどないのにも関わらず、道路交通騒音の予測や大気汚染の測定等を求められ、調査費用が徐々に大きくなるケースです。
コンサルタントとしては、不必要なものは不必要ですので、技術的に理由を明確にして、役所との協議に臨みます。ほとんどは、この協議で落ち着くものですが、中には考えられないような指導をしてくる自治体もありました。
そのような時は、事業者さんに状況を逐一話し、役所協議に同行してもらい、折衷案のような調査になることもあります。
要はケースバイケースといったところでしょうか。
役所のご担当も念には念を入れて、のような考え方になれば、既存資料でまとめあげる項目などに抵抗があるのも理解できます。
話し合い、コミュニケーション、これが一番大切ですね。
これからも200件目指して頑張っていこうと思っています。
”森と水と” をどうぞよろしくお願いいたします。
一